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お相手選びで「趣味や価値観が同じであること」を大切にする方もいれば、
「そこまで重要じゃない」という方もいます。
私は、同じであれば素敵だけれど、必須ではないと思っています。
結婚15年目の我が家が、まさにそうだからです。
■新婚時代は、違いだらけでした
綺麗好きな彼と、そうではない私。
几帳面な彼と、大雑把な私。
仕事優先の彼と、家庭を優先してほしい私。
薄味好みの彼と、濃い味好みの私。
お酒が大好きな彼と、酔っ払いが苦手な私。
挙げればキリがない違いは、いつしかお互いのストレスになり、時にけんかへと発展していきました。
「あんなに好きで結婚したのに、こんなはずじゃなかった」
若かった私は、何度もそう思いました。
きっと彼も同じだったと思います。
■私が譲ったこと
当時の私は、衣食住でいちばん大事な「食」に力を入れ、
彼を喜ばせたい一心で料理を作っていました。
ところが、それは彼の苦手な濃い味。
掃除も後回しになっていました。
彼にとっていちばん大事なのは「住」。
私が彼のためにしていたことは、彼の望むことではなかったのです。
ストレスが限界に達した私たちは、時間をかけて何度も話し合いました。
その結果、私は「掃除と洗濯は毎日する」と約束し、料理は薄味を心がけることにしました。
正直、自分の中にかなりの葛藤もありました。
けれど続けるうちに、今ではすっかり薄味好みに。
掃除と洗濯も、最初は義務感だったのに、毎日しないと気が済まない習慣になりました。
私自身も綺麗好きになれて、よかったと思っています。
■彼が譲ってくれたこと
彼は、大好きだったお酒をやめてくれました。
「やめてつらくない?」と聞くと、こんな答えが返ってきました。
「やめてみたら、必要ないものだった。浮いた時間とお金は自分の勉強に使えるし、やめてよかった。気づかせてくれてありがとう」
簡単な決断ではなかったはずです。
その気持ちに、今でも感謝しています。
そして子どもが生まれてからは、仕事優先だった彼が、家族のことも大切にしてくれるようになりました。
■それでも、変わらない部分もあります
お互いに変われたことがある一方で、今も違うままのこともあります。
たとえばお部屋の好みです。
夫はミニマリスト、私は好きな物に囲まれたごちゃごちゃした部屋が心地いいタイプ。
これは趣味というより、心地よさの感覚、つまり価値観の違いなのだと思います。
ここは無理に合わせず、折り合いのつけ方を決めました。
・リビングなどの共有スペースには、これ以上物を増やさない
・夫がストレスを感じていそうな物は、思い切って手放す
・私の棚だけは、植物や雑貨を自由に飾って楽しむ
カーテンレールや壁際に増えた植物は、掃除がしにくく、夫には小さなストレスのようです。
それでも、何も言わずに受け入れてくれています。

■折り合い、譲り合い、歩み寄り
お酒も、掃除も、味付けも、誰かに押しつけられたのではなく、
話し合って、相手を思って選んだ結果でした。
そして気づけば、それが私自身の心地よさにもなっていました。
折り合い、譲り合い、歩み寄り。
これは妥協ではなく、すべて思いやりから生まれるものだと思います。
性格も容姿も価値観も、すべてが理想通りの人がいたら素晴らしい。
でも、そんな人を見つけるのは至難の業。
白馬の王子様も、白いワンピースが似合う大和撫子も、現実にはいません。
そして、自分もまた完璧ではありません。
だからお相手選びでは、趣味や価値観が合うかどうかだけでなく、
「この人は、違いに出会ったときに話し合える人かな?」
という視点も持ってみてください。
少し「違うな」と感じても、お互いを思いやる気持ちさえあれば、
結婚生活は続いていきます。
趣味や価値観が同じでも違っても、そこが築けるお二人なら、きっと穏やかな毎日が続いていきます。
ウィンクブライダル 山﨑
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