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覚えていてくれた、それだけで恋になる

先日、ある男性会員様からこんなお悩みをお聞きしました。

「デートで彼女の話が覚えられず、同じ話を何度もしてしまう」と。

彼女に「それ前も聞いたよ」と冷たく言われてしまったこともあるそうです。

悪気があるわけでも、興味がないわけでもない。
ただ、覚えておくことが苦手なだけなのです。

そのお話を伺いながら、私は15年前の自分の婚活を思い出していました。

■15年前、さつまいもの天ぷらで恋に落ちた話

お見合いから仮交際に進んだ、ある男性のお話です。

彼は特別、饒舌なタイプではありませんでした。
でも一つだけ、はっきりと覚えていることがあります。

それは「私の話をよく覚えている人」だったということ。

あるとき、ビュッフェのライブキッチンで天ぷらを揚げているコーナーがあり、
私は揚げたてのさつまいもの天ぷらばかり食べていたという
他愛もない、本当にただの雑談です。

話した本人の私ですら、翌日には忘れていたと思います。

それからしばらく経って、2人でセルフうどん店へ行ったときのこと。

天ぷらを取る列に並んでいたとき、彼がふと私の盆を見て、天ぷらを取っていないことに気づきました。

そして少し離れた場所から戻ってくると、こう言ったのです。

「はい、どうぞ!!」

手にはさつまいもの天ぷらが一つ。

その瞬間、私は彼に恋に落ちました。

大げさな言葉も、特別な演出もありません。

ただ、以前話した些細なことを覚えていて、それをさりげなく行動に移しただけ。

でも、その「さりげなさ」こそが胸を打つのだと思います。

女性は、大きなプレゼントや気の利いたセリフよりも、
「自分の話をちゃんと聞いてくれている」という実感に弱いものです。

話を覚えているということは、それだけ相手に関心を持っている証だからです。

もし今、交際中の方がいらっしゃるなら。

次のデートで、前回聞いた小さな話を一つ、さりげなく拾ってみてください。

「そういえば前に言ってた◯◯、どうだった?」

その一言が、相手の心にそっと残るはずです。

恋は、大きな出来事より、小さな積み重ねでできているのかもしれません。

「覚えている」というささやかな行動を通して、少しずつ気持ちを伝えていく。

それだけで、交際はきっと今よりずっと温かいものになっていくはずです。


ウィンクブライダル 山﨑

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